「バラの花びらを食す」という新感覚。 細部までこだわり抜いた、バラの花びらジャム

ひとつの商品が、人の輪の中心になることがあります。


雨宮さんら「笛吹バラジャム会」がつくりあげたバラの花を用いたソースやジャムは、まさにそんな商品。今、話題が膨らんでいます。


見た目は可愛らしく、香りははなやか。

そして何より口にしたときの食感に驚き……。


本記事では、「子どもを育てるように、丁寧に」と手塩にかけるバラの花びらジャムと、その製作工程、そして作り手たちの思いを紹介します。


笛吹バラジャム会代表・雨宮さん

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雨宮 千鶴子 (あめみや ちづこ)


笛吹市にある飲食店「こくぶ亭」のスタッフ。笛吹市の花として知られる「バラ」を用いて地域を元気にしたいとの願いから、バラを用いた食品の開発をスタート。バラの花を使ったジャムは多数あれど、味に感動できる商品はなく、それならば自分たちで作ろうとジャム作りに着手。「笛吹バラジャム会」を発足し、同会の代表を務める。。


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花のいのちは短いから、花摘みはスピードが問われる

雨宮さんをはじめ、同会員のご自宅のお庭で自らバラを育て、5月の最盛期には、1日にショッピングカゴ2つ分の花を採取。バラの花びらだけをあつめて処理し、鍋でコトコト……。雨宮さんら「笛吹バラジャム会」は、笛吹市の花として親しまれている「バラの花」を活かし、その花びらでジャムづくりをスタートしました。現在、活動は4年目になります。


「花は満開になった瞬間に朝摘みしないといけないんです。咲いて2日目の夜にはもう落ちてしまうから、スピードが必要なんです」


こちらは冷凍させたバラの花びら

用いるバラは、紀元前からベルサイユ宮殿の奥の庭で栽培されていた品種として知られるオールドローズ。その中でも古く、原種と呼ばれる品種の「ガリカオフィキナリス」「バロンジローズ」の2種。様々な種類のバラを試したのち、決定したそうです。



ガリカオフィキナリス

バロンジローズ

摘み取った花の、花びらだけを用います。さらに、苦味のあるガクの部分をハサミで切除。そうして砂糖とお水で煮込みます」


用いるバラの花は消毒液のかからない部分を厳選。花を育てる工程やアブラムシの駆除などもすべて雨宮さんらが手作業で行います。


「バラの花を育てることよりも難しかったのは、ジャムにした際のバラの花の色をきれいに出すこと。試行錯誤を繰り返して、今の色に辿り着きました」


最近作ったばかりのバラジャム

こだわりは、色、香り、食感、パッケージまで

「毎年新しいことを繰り返してきました」と雨宮さん。


色以外にも、甘みや香り、そして花びらを食べていると体感できる食感を実現するために研究が重ねられてきました。

「最後の瓶詰めの工程も、神経を使います。雑にするとすぐに風味が逃げてしまうのはもちろん、カビの心配もありますから」


一つひとつ丁寧に仕上げられるジャムは女性だけではなく、男性の方にも興味を持ってもらえるようになってきたり、一度口にした人がまた求めてくれたりするようになりました。


「手間がかかってしまうから多くは作れません。それに、ジャムとしては少し高い。けれど、やっと高くても振り向いてもらえるようになってきた気がします」と雨宮さんは実感しています。


4年越しの成果が周りからもだんだんと認められるようになりましたと、雨宮さん

「ここまでやってもしょうがない」と言われるほどに手をかけた商品

色と味、そして香りに自信を持てるようになるまで、丸4年。さらに、贈答用としても喜んでもらえるようにと、包装する形にもこだわっています。


「付加価値をつけたいと思いました。飾っておいても見劣りしないようにぴったりの箱を探したり、箱のラベルに和紙を用いてみたり。ジャム自体の製作工程もそうかもしれませんが、人が『ここまでやってもしょうがない』と思うところまで、丁寧につくっています。そうすることで私たち自身がこれだけのものを作ったと思うことができたり、手に取った人が驚いてくださったり。中の商品の価値を高めるために、外にもこだわっているんです」


人々の目を引くパッケージは贈り物としても最適です

バラのジャム、と聞くとどこか甘すぎたり、香りが強すぎたりするイメージを持つ人も少なくないかもしれません。


けれど、雨宮さんらのつくる「バラの花びらジャム」は、鮮やかな色の一方で香りはやさしく柔らかく、口にすれば控え目で上品な飽きのこない甘みが……。いい意味で期待を裏切ってくれます。


大事につくりあげてきたものを評価してもらえることや、美味しいと笑顔を見せてもらえることは、とても嬉しいこと。最後に、雨宮さんはこう教えてくれました。

「ここまで手をかけてきたから、町の看板となるような商品に育てたいという思いがあるんです。ジャム以外にもバラの花のソースを作って、ソフトクリームにかけてサンデーとして観光施設で販売したら、そのサンデーを求めてそこを訪れる人が増えました。


※引用元:笛吹バラジャム会(富士川クラフトパーク出店時)

そんな風に、私たちのジャムやソースで人の流れが変わり、地域が元気になってくれたらとても幸せですね」




\雨宮さんに会いに行ってみよう!/

店舗名:  こくぶ亭

住所:   山梨県笛吹市一宮町国分482

電話番号: 0553-47-2951

営業時間: 11:00~17:00/18:00~22:00(要予約)

定休日:  水曜日

URL:   http://www.kokubutei.com/



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