朝獲れの桃を丸ごと使った桃農家のパフェ。 山梨に人を呼ぶ、笛吹市の桃農家

最終更新: 2019年9月13日

日本一の生産量を誇る桃の産地、山梨県笛吹市。水はけの良い肥沃な扇状地で、農家の人々によって丹精込めて育てられた桃は、他の地域にはないクオリティ。味がいいのはもちろん、かたちも色も美しく、世界に誇ることができる品質と言えるのではないでしょうか。毎年、多くの人が笛吹市の桃を求めて訪れます。


今月は開店前から行列のできる桃農家が営むカフェ「ピーチカフェなかにし」へ、人気の秘密と町の未来に対する思いを伺いました。


左:健さん 中央:潤さん 右:麗子さん

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中西ファミリー

中西 麗子(なかにし れいこ)

中西 潤(じゅん)

中西 健(けん)


笛吹市一宮町で親子代々70年にわたり、おいしい桃づくりを探求する桃農家。桃の宅配をメインに、農園での桃の直売も行っている。2011年11月に“桃の気持ちがわかるカフェ”、「ピーチカフェなかにし」をオープン。年間を通して美味しい桃のデザートが味わえる。


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家族4人で伝える桃の味

中西農園の朝採れ桃

笛吹市内の一町六反の畑に、約30種類の桃を栽培する「中西農園」。観光農園ではなく、宅配・出荷メインの桃農家として都内の有名デパートにも桃を卸していた品質自慢の桃農家が、母・麗子さんのアイデアで2011年にカフェをオープン。


「ピーチカフェなかにし」は、毎年夏になると行列ができる売り切れ必至の桃デザートカフェとして話題になっています。


ピーチカフェなかにしの店内

「母はずっと飲食店をやりたいと言っていました。けれど、家族皆反対でしたし、本当にカフェを開くとは思っていませんでした(笑)」


と、中西潤さん。オープンした当初は出荷用の桃を箱詰めしながら、カフェにたまに訪れるお客様を対応する程度だったそう。


カフェオープンの経緯を話す潤さん

「それが今やこの盛況ぶり。家族が一番驚いています」(潤さん)


ヒットのきっかけは、観光情報誌やローカル番組。さらにSNSの力で加速し、年々ファンを増やしていったそうです。


「うちは絶対にいい桃を使用して、料理を出しています。だから食べた人の満足度が高いんです」と麗子さんは話します。


夏季限定メニュー「麗しの夏パフェ」

夏季の目玉、「麗しの夏パフェ」は桃を丸ごと1個使用。桃農家ならではの朝獲れの桃は固くコリコリとした食感で、上品な甘さ。層になった桃のコンポートやジュレなどの加工品もすべて麗子さんの手作りです。



桃農家だから実現できる、贅沢スイーツ

隠れ人気メニューのピーチピザ(引用元:ピーチカフェなかにしHP)

パフェ、スムージー、ジュース、プレート、ピザなど、桃を主役にしたメニューがずらり。


「自分の農園でつくった朝獲れの桃しか使用しません。さらにそこから、母の厳しいチェックが入ります。どれが“OK” で、どれが“はね出し”か、家族で小競り合いをしながら選別しています。とにかくうまい桃。それしか使っていません」


と麗子さん。愛情たっぷりに育てた桃を、家族みんなで収穫。そして調理に使う桃は厳しく精査し厳選しています。パフェは午前中で売り切れてしまうこともあるそう。


穏やかに話をする麗子さん

「けれどそういったときはお客様はちょっと変り種のメニューに挑戦してくださるんですよ。例えばピザとか」


すべてのメニューの考案者でもある母・麗子さんは微笑みます。


「ピザと聞くと意外な感じがするかもしれませんが、桃の性質を知り尽くした人間が作ったピザなので、きっと想像以上に美味しい。こう組み合わせたら、良さが出るよね、を熟知していますから。他にも、固い桃をカットしてプレートに盛ったシンプルなメニューもあります」


と、潤さん。「ちなみにパフェは冬もあります」と兄の健さんも付け加えます。


冬季限定のメニュー

「秋冬というのは、フルーツが有名な笛吹市の観光は閑散期になります。けれどこの町には、山も温泉もある。笛吹市の魅力をもっと広めることができるよう秋冬には桃のジャムやコンポートを用いたメニューを提供しています」



世界に誇れる味わい! 桃の産地で生産者として考える笛吹市の未来

桃と笛吹市について語らう様子

カフェを開く前には、日本放送のラジオショッピングで桃の販売をするなど「桃」の発信に意欲的な中西農園。「だからこそ、絶対にいいものをつくらなければという意識があります」と麗子さんが言うと、潤さんと健さんも頷きます。


「お客様にお出しする桃に対して、『ここまでする?』と驚かれるほど厳しいラインがあります。“損して得どれ”ではありませんが、お客様の気持ちになって提供し続けることで、本当に笛吹市の桃の美味しさを知ってもらえると思っています」


麗子さんの言葉に続けて、「いい桃さえ作り続けていれば、どうにかなる」と潤さん。「普段畑にいる父や弟はどうやって美味い桃を作るかに労力と頭の中のほとんどをかけていますから」と健さんも笑います。


「ピーチカフェなかにし」で出会えるのは、笛吹市の桃の本当のおいしさ。これまでの桃の記憶を刷新するほどの感動体験ができるでしょう。


「桃で世界中の人を魅了できる町だと思うんです。桃の町として発展することで、町ぐるみでブランドになって、未来に繋がる。ファンを拡大しながら、笛吹市の桃を世界中の人に届けられるようになりたいですね」(潤さん)





\中西さんに会いに行ってみよう!/

店舗名:  ピーチカフェなかにし

住所:   笛吹市一宮町末木544‐1

電話番号: 0553-47-1948

営業時間: 10:00~17:00(7月上旬~9月下旬)/11:00~17:00(10月~4月)

      5月~6月は農作業のためお休み

定休日:  7月上旬~9月下旬 不定休/10月~4月 火・水・木

URL : https://www.kaiji-fruit-nakanishi.com/blank-8




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